
ドメイン名を決めたいけど意識すべきことがわからない。
ドメイン名が決められないからブログ開設が先に進まない。
ドメイン名は一度取得してしまうと変更ができません。「新しいブログを立ち上げデータを移動する」と違うドメイン名にすることはできますが失敗するとそれまで積み上げてきたものが消えてしまうことも…。
ここではドメイン名の決め方のコツ、避けるべきこと、よくある疑問や先人たちの後悔を紹介します。
この記事を読めば「もっと他のドメイン名にしておけばよかった…。」という後悔をしないで済むはずです。
自分に合ったドメイン名を見つけて気持ちよくブログのスタートを切りましょう。
ドメイン名とはURLのこの部分
まずは「ドメイン名ってなに?」という方のために簡単に説明します。

上記の「attractivetune.com」の部分が「ドメイン名」です。「attractivetune」の部分は早い者勝ちで好きな文字列にすることができます。
「.com」の部分はTLD(トップレベルドメイン)と呼ばれたくさんの種類があります。
ちなみに「パーマリンク」はブログでは記事ごとに設定します。ドメイン名を決めるにあたりパーマリンクは関係ないので詳細の説明については省きます。
ドメインの維持にかかる登録料金と更新費用
ドメイン取得サービス「お名前.com」さんの料金を一覧にしました。
まず登録するためにかかる料金です。最初の1年間はこちらの料金でドメインを利用できます。
トップレベルドメイン | 料金 |
---|---|
.com | 0円 |
.net | 0円 |
.info | 280円 |
.jp | 330円 |
.org | 860円 |
「.com」や「.net」など人気のTLD(トップレベルドメイン)が登録料金が「0円」なのはうれしいですね。
続いて更新時にかかる費用です。2年目以降にかかる料金がこちらです。
ドメイン | 更新1年 | 更新2年 | 更新 以降1年毎 |
---|---|---|---|
.com | 1,408円 | 2,816円 | +1,408円 |
.net | 1,628円 | 3,256円 | +1,628円 |
.info | 1,628円 | 3,256円 | +1,628円 |
.jp | 3,124円 | 6,248円 | +3,124円 |
.org | 1,628円 | 3,256円 | +1,628円 |
1番人気の「.com」でいうと、最初の1年目は「0円」で利用でき、2年目以降は更新費用として毎年1,408円~の料金がかかります。
お名前.comではこのような料金設定ですが、レンタルサーバーとセットなら「永年無料」で取得できる業者もあるので、上記よりコスパよくなります。おすすめの「ドメインの取得方法」も後述します。
ドメイン名のルール

ドメイン名を決める際に知っておきたいルールはこちらです。
- 3文字以上、63文字以内
- 半角英数字「A~Z」
- 数字「0~9」
- 記号は「-(ハイフン)」のみ
上記のルールに従いドメイン名を決めていきましょう。
ドメイン名の決め方のコツ

ドメイン名を決める際には、シンプル(短い)かつわかりやすいを意識しましょう。
例えば「twitter.com」のようなシンプルな文字列が理想的です。
「妻と一緒に世界中を旅する様子をブログに書いていきたい」という願いから、「travel-around-the-world-with-my-wife.com」というドメインにしてしまうと長すぎてなんだかあやしい雰囲気が出てしまうので気を付けましょう。
このシンプル(短い)かつわかりやすいの2つのポイントを前提としてこちらの方法でドメイン名を決めていきましょう。
- ブログ名と同じにする
- 運営者名と同じにする
- ブログで扱う内容を入れる
それぞれ詳しく説明します。
ブログ名と同じドメイン名にする
まず「ブログ名」を決め「ブログ名をローマ字に変換してドメイン名にする」方法です。見た目にも統一感があり素敵です。
ブロガーの中でも最もポピュラーなドメイン名の付け方となっています。一番先にこれをイメージする人も多いと思います。
注意点としては「ブログを始めてからブログ名を変えたくなる」ことが多いことです。「書きたいことが定まっていないからとりあえず雑記ブログで」と思っている人は要注意です。ブログを運営していく内に書きたいことが定まり、特化ブログに移行しようとするときブログ名を変えたくなることがあるからです。
その可能性がある人は次の「運営者名と同じにする」がおすすめです。
運営者名と同じドメイン名にする

ドメイン名を「自分の本名」や「ブログ運営者の名前」にするものありです。特に「これだ!」というブログ名が決まっていない場合はおすすめです。
例えば、ハンドルネームが「たか」の場合は、「taka.com」といったドメイン名です。本名で運営するなら「高井良夫」ならドメイン名は「takai-yoshio.com」となります。
運営者名と同じにすることのメリットはブログ名に左右されないことです。ブログ名を変えることはあってもハンドルネームを変たくなることは少ないので、迷って決められない人はこの方法でドメイン名を決めましょう。
ドメイン名にブログで扱う内容を入れる
「こんな内容でブログを作りたい」というものが決まっている人は、ドメイン名にも扱う内容を入れましょう。
車に関するブログなら「car」、料理ブログなら「cook」などです。
難しい英単語になってしまう場合は無理に入れなくてもOKです。例えば、冷蔵庫に関するブログだからって「refrigerator」を入れてしまうと、単語の意味が分かる人も少ないですし「スペルミス」でアクセスしたい人がたどり着けない可能性もあります。重要ポイントであるシンプルでわかりやすいドメイン名でもなくなってしまいます。
「簡単で誰でもわかる」英単語を選びましょう。
TLD(トップレベルドメイン)の種類

TLD(トップレベルドメイン)はなんと1000種類以上あります。ユーザーによっては見慣れないTLD(トップレベルドメイン)をあやしいと感じる人もいるため有名どころから選ぶのが無難です。おすすめを5つ紹介します。
おすすめのTLD5選
おすすめTLD(カッコ内は由来)はこちらです。
- .com(commerce:商業)
- .net(network:ネットワーク)
- .info(infomation:情報)
- .org(organization:団体)
- .jp(japan:日本)
一番おすすめは「.com」です。「.jp」も良いですが少し維持費が高くなります。カッコ内に由来を書きましたが、自分のブログがそのような目的でない場合でも問題なく使用できます。
「.com」では取れないけど「.net」なら取れることもあるのでチャレンジしてみましょう。先述しましたが希望のドメインをとるために「見たこともないTLD」にしてあやしいサイトだと思われる可能性もあるため避けた方が無難です。
ドメイン名はSEOに影響しない

ドメイン名決める際に「SEOに強いドメイン名にしたい!」と考える人がいますが、ドメイン名を工夫してもSEO的に優遇されることはありません。
SEOとは「検索エンジン最適化」のことで、しっかりと対策することで検索結果に上位表示され多くの人に記事を見てもらうことができます。
つまり「良いドメインだから優先的に上位に表示します!」なんてことはありません。
しかし、適切なドメイン名を選ぶことで間接的に次のような良いことがある場合があります。
- 覚えやすいため直接検索しやすい
- ドメインを見ただけで内容を察せる
これらは「ブログ名」を決める際にも意識したいポイントです。覚えやすいに越したことはないです。
直接検索はSEO的にも高い評価を得られるので「難しくて長い」ものは避けるのがベターです。
ドメイン名を決める際の注意

ドメイン名を決める際には次の2点に注意しましょう。
有名な名称と近いドメイン名
「有名な名称」を少し変えて取得することは避けましょう。
例えば、twitterに似せて「twittor.com」で取得したり「yahoo」を「yah00」にしたりです。
こういったドメインはスパムに認定される可能性があり、今後のブログ運営に影響しかねないので避けることが無難です。
避けるべきこと
「GoogleDomains」では避けるべきこととして次のことを挙げています。
GoogleDomains 最適なドメイン名の決め方より引用
- 数字やダッシュ(-)を含む
- おかしな綴り(つづり)や別の綴りができる単語
- 誤った綴り
- 他の企業のブランド名や企業名
-(ダッシュ)を使用していて数百万稼いでいるドメインの人もいるので使用しても問題ないかと思います。使用する場合もなるべく少ない数になるようにしましょう。
何度も言いますが、「取得したら変更できない」ため綴りが間違っているとならないようにしっかり確認しましょう。
ドメイン名を決めるときよくある質問

こちらの2つはドメイン名を決める際によくある疑問です。
ブログ名と違ったらダメ?
ブログ名とドメイン名が違っても問題はありません。アクセスを多く集めている有名なサイトでも「ブログ名とドメイン名が違う」場合もあるのでSEO的に良くないということもありません。
ただ、人によって「どうしてもドメイン名とブログ名を統一したい」となる人もいます。そんなときは少し大変ですが後述する手順でドメイン名とブログ名を統一することもできます。
ドメイン名はなんでもいい?
ほかの人の迷惑にならない範囲なら基本的に「なんでもいい」と言えます。
迷惑になるとは、ブランド名や会社名、商品名を使用することです。最悪の場合訴えられてしまう可能性もあるため注意しましょう。
ドメイン名でよくある後悔

ドメイン名は変更ができないため後悔する人もいます。理由はこちら。
- ブログ名が変わってしまった
- 複雑で長くしてしまった
- 欲しかったドメインが取られた
- インパクト重視で決めてしまった
毎日多くの人がドメインを取得しています。今日調べてみて取得できそうでも時間が経つと取れなくなっていることもあるので、「心に決めたドメイン名」があるなら早めに取得しましょう。
インパクト重視の例は「yume-zettai-kanaeru.com」のようなドメイン名です。気持ちを込めるのは大切ですが冷静になって恥ずかしくなる場合もあります。特にSNS運用も並行して考えている場合は自分のドメイン名が人目に付くことが多くなるので注意しましょう。
おすすめのドメイン取得方法

「レンタルサーバーとセットで契約」と「ドメイン取得サービスを利用」の2種類の方法でドメインを取得できます。
【おすすめ】レンタルサーバーとセットで契約
独自ドメインでブログを始めようとしている人には必須のレンタルサーバーとセットで申し込めば、ドメイン料金が永久に無料となるレンタルサーバー業者がいくつかあります。
そのなかでもイチオシが「ConoHaWING」です。「WINGパック」なら2つのドメイン料金が永久無料で取得できます。
レンタルサーバー自体も「高速」で「料金も抑えている」ので初心者さんにおすすめしています。
契約方法はこちらの記事「【超初心者向け】WordPressブログの始め方をわかりやすく解説!」で紹介しています。参考にしてみてください。
ドメイン取得サービスを利用する
流れとしては「ドメイン取得サービス」でドメインを取得する⇒「レンタルサーバーと紐づける」です。
ドメイン取得サービスもたくさんありますが、おすすめは「お名前.com」です。大手の「GMOインターネット株式会社」が運営していて安心ですしドメインにかかる費用も他社と比較しても安いです。
「ドメインの取得」⇒「レンタルサーバーとの紐づけ」に関しましてはこちらのサイト(外部サイトです)を参考にしてください。
ドメイン名を変えたくなったときは新規ドメイン取得する

下記の流れで新規のドメイン名を取得します。
- 新規ドメインの取得
- そのドメインで新たにWordPressを立ち上げる
- 旧ドメインのデータを新規ドメインのWordPressに移転する
- リダイレクトを設定する
ドメイン名の変更というよりは新規ドメインでブログを立ち上げてデータを移動するイメージです。リダイレクト設定がうまくいかないと被リンクが無効になってしまいドメインパワーが弱くなってしまう可能性もあるため注意しましょう。
「被リンク」は自分以外のドメインからもらうリンクのことです。これが多いほど「ドメインパワー」が強くなり上位表示されやすいとされています。
リスクがあるため、できれば変更しない方が安全です。絶対変えたい!といった場合にしっかりバックアップを取ってから慎重に行いましょう。